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【パッケージデザイン】 2009.12 Bar Future Flight 年末特別 CD

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パッケージデザイン Bar Future Flight 2009 年末スペシャル CD

◆2009年

DJ Bar Future Flight の2009年クリスマス&忘年会イベントCD。

DJ Bar Future Flight(東京・国分寺)の2009年12月22日に実施されたクリスマス&忘年会イベントに来店したお客さんへプレゼントされた記念品CDのCDジャケットおよび、CDレーベルのデザインです。市販CDと同じようにフィルムでパッケージングされて帯までが作成されたおり、一見クラブイベントで配布される無料CDとは思えないようなクオリティですが、こちらは無料で配布されたものです。

パッケージデザイン Bar Future Flight 2009 年末スペシャル CD

◆透明CDクリアケースを活用

制作を依頼されたときに、これまで作ってきたような紙ジャケット仕様ではなく、プラスチックケースを使用することを指定されました。これまで制作してきたフライヤーなどと同様、「いかに素材をいかせるか」ということをコンセプトに、「透明である」ことを活かすデザインを考えました。

◆市販品と同様のクオリティを

実店舗で販売されているものと同じ体裁をとるので、帯も含めて制作し透明フィルムでのパッケージングを行うことで、市販品に見劣りしないクオリティを維持し、無料配布された際に来店者に満足感を持ってもらうことを目標としました。

◆さりげなく、クリスマス

このCDが無料配布されたのは、2009年12月22日。クリスマス直前時期です。CDの選曲内容が「1年を通じて聞いてほしい」というコンセプトのため、あまりクリスマス色が強くないということもあり、クリスマスの雰囲気を押さえつつも、要所要所で控えめにクリスマスであることがわかるアイテム等をデザインの中に盛り込みました。

バー フューチャーフライト 未来飛行 CD ジャケットデザイン

◆透明クリアケースの仕様意義

透明クリアケースを使用するからには、表も裏も、しっかり画面として魅せていきたいと思い、CDのレーベル面のイラストを外側に向けたデザインを行いました。また、CDレーベル面の背景となるジャケットの裏側ともデザインの共通化を行い、「ジャケットの裏面+CDレーベル面」の組み合わせで、一枚の絵が見えてくるような手法をとりました。

そして、実際にCDケースを開いてみると、そこに工夫がなされているのに、気づいていただけるはずです。

バー フューチャーフライト 未来飛行 CD ジャケットデザイン

◆CD中央のホールも活用

CDには必ずある、CDをトレイにセットするときに使用する穴。この部分も、デザインの一部として活用を行いました。ジャケット裏に大きく描かれている月が、クリアケースを閉じたときには、CDの穴から小さく見えてきます。そして、CDレーベル面のデザインの中で、これが「小さな月」として活きてきます。

◆選曲の内容を意識

「1年を通じて聞いてほしい」というコンセプトの選曲内容を意識して、クリスマスの要素を控えめにしてありますが、さりげなくクリスマスの要素が入れ込まれ、画面のアクセントとなっています。CDレーベル面のサンタクロース、ジャケット裏面下部のシルエットになったクリスマスツリー、そして、プレゼントを渡している男女のシルエット。これらの要素が、単調になりがちな都会のビルのシルエットにアクセントを与え、画面を引き締めています。

バー フューチャーフライト 未来飛行 CD ジャケットデザイン バー フューチャーフライト 未来飛行 CD ジャケットデザイン バー フューチャーフライト 未来飛行 CD ジャケットデザイン

◆CDアルバムのタイトルを、イラストの一部に

通常はジャケットで使用される絵とは別個に表示されるアルバムタイトル "AMAZING NIGHTTIME" を、「ジャケット表裏」「CDレーベル面」の全ての画面の中に、絵の一部として入れ込みました。また、アルバムの配布元であるDJ Bar Future Flight(東京・国分寺)のロゴマークも、同様に画面の一部として入れ込んであります。アルバムタイトルも、ロゴマークも、消灯されたビル群の中で、ネオンサインとして唯一光り輝いているという画面の作り方になっています。また、配布された日付「2009.12.22」も、CDレーベル面の画面の中に、デジタル時計様の広告塔として記載されています。

◆表と裏の逆転

通常は表面となるジャケット表。しかし、今回は透明クリアケースの特徴を生かしきった、CDレーベル面とジャケット裏面を組み合わせた部分が、デザインの要となっています。そのような意味から、通常は裏面に記載されるアルバムの制作者情報をジャケット表面に記載。この意味においては、通常のCDの作り方とは、表面と裏面の意味付けが逆転しています。

以上、今回のデザインは、「プラスチックのケースを使用すること」という条件を元に、「(透明)プラスチックケース」をデザインの一部として活かすことをコンセプトにデザインを行いました。通常はただの「穴」としてしか思われていないCDの穴をデザインの一部として「月」に変えることができるのだ、ということに気づいたということは、自分にとって非常に刺激的な体験でした。