指導方針5:「若き人材」同士で支え合う
エースアートアカデミーでは、お支払いいただいた授業料金の中の一部を、優れたデザインコンセプトを持つプロダクト製品等の開発のための投資金・購入資金として活用させていただいております。
優れた製品に対しての個人投資金を集めるための国際的なファンドサービスで「キックスターター」というサービスがあります。エースアートアカデミーでは、その「キックスターター」で優れた製品を開発する目的で投資家を募っている幾つかのキャンペーンに対して、2014年より出資をするように心がけています。
出資しているのは、現在のところ、3Dプリンター関連の製品やデジタルガジェットが中心となっています。例えば、ペン型の3Dプリンタ―という、斬新な発想の3Dプリンタ―ペン "LIX"。下記の動画をご覧下さい。
2000年代以降、業務用・家庭用のカラープリンターの性能向上と普及により、グラフィックデザインの分野では、大きな変化が起きました。
以前は手描きにより制作されていたデザイン案・設計図などはそのほとんどがコンピューターのアプリケーションによって制作されるようになりました。そして、それを(データではなく)目に見え、手に取れる造形物としてプリントアウトすることが、安価で容易にできるようになってきたのです。
この時代の変化によって、今までは一部の人間のみに制作が限定されてきた「グラフィックデザイン」がその手を広げ、より多くの人が「グラフィックデザイン」を制作できる環境が社会に整ったといえるのです。
そして、2010年代も半ばの現在、こんどは、「プリントアウト」の概念が「2次元(平面)」の世界だけでなく、「3次元(立体)」の世界に拡がろうとしています。ここ数年で、3Dプリントの概念が一般的にも理解されるようになってきています。
今現在、美大受験を志す受験生が大学を卒業する頃には、きっと、3Dプリンターはもっと一般的なものとなり、カラープリンターの性能向上と普及によってグラフィックデザインの表現と制作の幅が大きく広がったように、立体造形物の世界も、大きく広がっていることでしょう。
皆さんの将来を真剣に考えて、どうすれば来るべき未来を少しでも良いものにできるかを考えた結果として、エースアートアカデミーでは「キックスターター」への投資することを決定しました。
皆さんのお支払いになった授業料金は、遠く海外で優れたデザイン・製品を開発している若き人材達が夢を実現するための資金として使われているのです。
そして、その若き人材達が開発した優れたデザインがプロダクトとして製品化されれば、将来の美術・デザイン・映像の世界を担う皆さんの発想と造形を刺激するきっかけとして、今度は皆さんが夢を実現するための手助けをしてくれることになります。
エースアートアカデミーの個別指導は、美術・デザイン・映像の世界の入り口をくぐろうとしている美大受験生の皆さんと、国内・海外の若き人材・優れた発想同士を繋ぐことを目的として、実施されているのです。