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不平不満の本質

誰でもちょっとした不満があったり、文句を言いたくなることがある。しかしそのような場合に「すぐに文句をいう人」と「文句を言わない人」とでは、根本的に大きな違いが存在している。

私の個人的な経験からいうと、「すぐに文句を言う人」は、様々な物事に対してきちんとした対応ができていなかったり、大した実力も持っていない人物であることが多い。真面目に対応したり、あまり深く考えることなしに、自分の許容範囲の狭さをを棚にあげて、相手に対して傲慢な態度で改善を求める傾向にある。それに対して、「文句を言わない人」は、総じて様々な物事をしっかりとこなして行くことができるし、相当の実力を持っていることが多い。

理由は単純である。本当に自分に自信や実力があれば、ちょっとした不満ぐらいならば、そんなものは完全に黙殺して、自己流に対応して自分自身の実力でいくらでも先に進んでいくことができるのだ。実際、不満を露にして文句ばかり言っているよりも、小さなことを気にすることもなく自分の行く道を突き進んで実力を発揮して行くほうが、文句を言うことで自分の進む速度を遅らせてしまうよりも、より早く解決に至るのである。

それに対して、ちょっとしたことですぐに文句を言う人というのは、自分で様々な状況に対応できないし、マイナスの状態に陥ったときにそれをプラスに転換する発想ができないほど狭いものの見方をしていることがほとんどである。だからこそ、その自分の視野の狭さと、対応のできない実力の無さを「文句」というかたちで他人にぶつけてしまうのである。

もちろん、全ての事例がこれに当てはまる訳ではない。矛盾に満ち溢れている世の中である。時として非人道的な扱いを受けたり、明らかに自分に非がないのに不当な扱いを受けることもある。それに、個々の人間で生き方も性格も全く違っているのだから、全てが完全に二つのパターンに分けられるということは、あり得ない。しかし、文句や不満を相手に叩きつける前に、ふと自分を振り返って見るだけの精神的な余裕は、持っているべきであろう。

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