エースアートアカデミーの教室にある、デザイン・感覚テストや小論文などの発想のインスピレーションを与えてくれる蔵書を紹介します。
『デザインの現場 特殊印刷・加工ガイドブック2003』は、書籍やポスター、カードなどの印刷の際に使用される最新の加工技術を紹介したガイドブックです。
発行されたのが2003年当時なので、ずいぶん昔のことのように思えますが、これは、その当時の最新の技術。つまり、今では当たり前のようにみかける印刷技術、ともいえるのです。それらがどのようなやり方で実現されているのかがよくわかる、非常に興味深い本となっています。
扱われているのは、以下の印刷技術です。
スクリーン印刷
UV印刷
展示印刷
ちぢみ印刷
フロッキー
スクラッチ印刷
発泡印刷・木目印刷・石目印刷
香料印刷・可食印刷
蓄光印刷・BL印刷
示温インキ
MVP
ステレオ印刷
フレキソ印刷
樹脂凸版
その他、型抜き・箔押しの基本として、以下の加工技術が扱われています。
箔押し・エンボス
型抜き
シール
レーザーカッティング
紙の箱
手製本
光沢加工・LGコート
ブリスターパック、スキンパック
機械刺繍
布へのインクジェット
特にグラフィック系の分野を目指す受験生においては、興味深い内容が目白押しです。また、この本の特徴は、この本自体が、特殊印刷を使用した表紙で作られている、ということ。つまり、単なる説明文だけでなく、特殊印刷の実物がどのようなものかが、この本自体で確認ができるのです。
実際の入試では、画材が指定されており、作る作品も、「印刷」という大量生産とは異なって手法で制作することとなります。
しかし、「デザイン」という分野は、大量生産が基本となって成立している分野です。この書籍で扱われているような、「印刷では、どのような加工ができるのか」ということは、そのまま「デザインでどのような表現ができるのか」を考えるきっかけとなり、受験生にとっては非常に有用性の高い内容です。
この書籍に興味を持った方は、指導・打ち合わせの際にその旨お申し出ください。実際に手に取ってご覧になれます。

